R.M.Williamsのチェルシーブーツはニュージーランドでも大人気!

サステナブルファッション

メイド・イン・オーストラリアのハンドクラフトブーツ!

こんにちは、HIBIYOIです。
今日はニュージーランドでも大人気のオーストラリアのブランド、R.M.Williamsをご紹介します。

レザークラフトブランド、R.M.Williamsとは?

オーストラリアの国民的ブランドR.M.Williams (アールエムウィリアムス)は1932年創業のレザーファクトリー。’Made in Australia’を大切にしベルトや財布などのレザーグッズ、オリジナルジーンズなども人気ですがなんと言ってもハンドクラフトのチェルシーブーツが大人気。1歳から2歳のきめ細やかな皮質のヤーリングレザーは、柔らかさと耐久性が高く評価されておりしっかりケアをすれば何十年も長持ちするんだそう。実際にアウトバックのカウボーイたちはソールの交換をしながら世代に渡り履き続けることもあるそう。ビンテージ感たっぷりのブーツを履いて仕事をこなす彼らから絶大な信頼を得ているR.M.Williams、最近ではドレスブーツとしての人気も高まっており性別問わず世界中にその名が広まっています。

オーストラリアから世界へ

一時期はアメリカの有名会社に売却されたこともあるそうですが、オーストラリアの魂とも言える商品をオーストラリア人が手放してはいけないと、自国の会社に買い戻されたという歴史もあります。現在ではニュージーランドにも4つのブランド店舗(オークランド、ウェリントン、クライストチャーチとクイーンズタウン)があり、最近ではイギリスのバッキンガムシャーにもオープンしました。ロンドン、パリ、ニューヨークなどファッション発信地のセレクトショプをはじめ、ニュージーランド国内のショップでもたくさん取り扱っているようですね。

人気の理由

ブーツの特徴としては、継ぎ目が少ないこと。従来のチェルシーブーツやサイドゴアブーツはアッパーのパーツを組み合わせてあることが普通で、両サイドと後ろに継ぎ目があります。ところがこのR.M.Williamsのブーツのアッパーは一枚皮、後ろにしか継ぎ目がないことが特徴です。緻密に計算されたカッティングに立体的な製法で、ミニマルなルックスがとってもドレッシーでスマート。オン・オフ両方のシーンで活躍すること間違いなし。

踵の一直線のスティッチがスタイリッシュなR.M.Williamsのチェルシーブーツ。カラーはチョコレートレーズン。

ブランドの環境への取り組み

ほとんどのフットウェアがグッドウェルト製法で作られているので、ソールのリペアはもちろん、伸びすぎてしまったサイドのエラスティック(ゴム)やタグの付け替えなどもファクトリーで受け付けているようです。足のサイズの変化への対応もしてくれるようで、ケアやメンテナスをしながら何年も愛用して履くことができ、スローファッションの考え方を取り入れることで環境や社会の問題解決にも貢献することが出来ますね。

サステナブルな取り組みにも積極的なブランドで、環境や社会に配慮した公益性の高い企業を評価するB Corporation (通称B Corp)にも認定されています。米国発祥の非営利団体の発行するB Corpですが国際的に評価されており、これに認定されるにはとても厳しい審査を受けなければいけません。2024年2月の総認定数は世界全体で8254、ニュージーランドでは165、オーストラリアでは571。ビジネスのジャンルを問わず世界的なムーブメントを起こしています!

世界中の旅好きに愛されるブーツ

ニュージーランドやオーストラリアでは人気のR.M.Williamsですが日本ではまだまだ馴染みがなく、伝統や繊細美を追求するヨーロッパの老舗ブランドと比較されがちです。しかし好奇心旺盛で世界中を旅するオーストラリア人たちのような、履いたらわくわく楽しくなるブーツは旅好きなニュージーランド人たちとも相性ぴったり。

もし機会があれば手に取ってみてはいかがでしょうか?