大自然の中でデイウォーク・ミルフォードトラック

NZ南島旅

今回のHIBIYOIはニュージーランドのフィヨルドランド国立公園でのデイウォーク2日目、ミルフォードトラックです。

まずは、ミルフォードトラック(Milford Track)基本情報です

場所:フィヨルドランド国立公園 (Fiordland National Park)
近くの町:テアナウ、マナポウリ、クイーンズタウン
距離:53.5km
高低差:約1145m
最高標高:1154m、マッキンノンパス
3つある山小屋を順番に泊まる4日間のトレッキングコース。起終点が別でそれぞれが水上タクシーでのアクセスのみ。グレートウォークは全てが要予約だがミルフォードトラックは特に人気で、山小屋の宿泊チケットは毎シーズン発売と同時に売り切れる。

デイウォーク2日目はミルフォードサウンドからの出発!

ミルフォードトラックの3泊4日の全行程は通常テアナウダウンズの船着場からミルフォードサウンドまでですが、今回は1日ウォークのみ。逆方向のミルフォードサウンドの船着場からの出発で、ジャイアントゲートフォールスという滝のある場所まで往復する11kmを歩きます。前記したように、ミルフォードトサウンドの船着場から、トラックのへ行くには水上タクシーを利用します。

朝9時ごろ、ミルフォードサウンドの船着場から小型のボードで出発。有名なマイターピークが見えます。

通常ならミルフォードトラックの最終地点であるサンドフライポイントへ到着。サンドフライというのは水場や茂みに生息する約1.5mm程の大きさのハエの一種で、露出された肌を狙ってきます。一見蚊のようですが、音もなく近づいてきて、刺すというより咬んでくるんです。気温が暖かくなる夏先から活発に活動し始め、これに咬まれると人によっては大きく腫れることもあります。以前の職場はフィヨルドランド国立公園にある川のほとりだったので、シトロネラエッセンシャルオイル配合のサンドフライ除けを毎日使っていた程でした。今回サンドフライ除けを使うのをすっかり忘れてしまい少し焦りましたが、まだまだ寒さが残る朝だったのでセーフでした。
このサンドフライポイントには水上タクシーを待つトランパーのためのシェルター(簡易的な小屋)があります。雨風を凌ぐこともサンドフライから身を守ることも出来ますね。

ボートを降りて、いよいよお散歩の開始です。高低差は殆ど無く、良く整備されたトラックなので前回のケプラートラックとは違いとっても歩きやすい。

最初の約3キロはアーサー川を辿り、美しい森の中を抜けアイダ湖に到着します。

アイダ湖から見えるアイダ山の山頂。

アイダ湖から更にトラックを辿り、11時半前にジャイアントゲートフォールスに到着しました。

ジャイアントゲートフォールス(滝)。雨の少ない日が続いたのでいつもより少しひかえめ。

ジャイアントゲートフォールスの近くのエリアでお昼休憩。今日のお昼はサラダとチキンがたっぷり入ったバンズ、丸ごとりんご、スクロガン。アーサー川のほとりで、滝から流れるフレッシュな風を感じながらの休憩でした。

ほど良い風が滝から流れて気持ちよく、サンドフライもいない。

素敵な川の流れを見ながら、また同じ道を折り返します。

今日を振り返って・・

今回のフィヨルドランド国立公園デイウォークは、世界中からトランパー達が集まるミルフォードトラックでした。天気がとても良かった上にここ数日は雨が少なかったため、トラックを横切る小川が殆ど無くとても歩きやすい日でした。しかし平均年間降水量が7000mmという地域なので雨の日には山肌に幾つもの滝が現れフィヨルドランドの本領発揮、という光景を見ることができるでしょう。シダが生い茂り苔むした原生林を雨の中進むのも、また違った雰囲気を楽しめそうですね。

苔むした原生林を歩く、世界一美しい散歩道。

次はデイウォーク3日目 ルートバーントラック・キーサミットです。